はじめに:「完璧に覚える」より「とにかく動かす」が正義です
Pythonをこれから学ぼうとするあなたへ。
最初に伝えたいのは、「文法を完璧に覚えようとしなくていい」ということです。
このサイトでは、「まずはネットに転がっているコードをコピペして動かすところから始めよう」と一貫して伝えています。
ただし、最低限の基本文法だけは押さえておくと、グッと成長スピードが上がるのも事実。
この記事では、「これだけ知っていればコピペ作業が怖くなくなる」基本文法を、
非エンジニア視点で厳選して紹介します。
なぜ「基本文法」を押さえるべきなのか?【体験談】
最初にPythonのコードを見たとき、
僕は「英語みたいだし、まったく覚えられる気がしない」と感じました。
正直、文法を覚えようという気持ちすらなかったんです。
だから、最初はとにかくコピペで動かしていました。
でも、あるとき気づきました。
「文法の意味をまったく知らないと、エラーが出たときに何が起きているか全くわからない」
コード全体の流れもつかめず、
少し修正したいだけなのに、どこをいじればいいかも見当がつかない。
そこで最低限の基本文法を押さえた結果、
- ネットで拾ったコードの「やりたいこと」が何となくわかるようになった
- エラーが出たときに修正ポイントを特定できるようになった
つまり、文法は完璧に覚えるためではなく、”コピペをスムーズに進めるため”に必要だったんです。
【超厳選】Python初心者がまず知っておきたい基本文法5選
ここからは、Pythonを動かすうえで「これだけは押さえておきたい」超厳選の基本文法を紹介します!
1. 文字を出力する(print関数)
print("Hello, Python!")
【何をしている?】
画面に "Hello, Python!"
という文字を表示させています。
Pythonではprint関数を使って、処理結果やメッセージを出力します。
まず最初に「Pythonがちゃんと動いているか確認する」ときにも使います。
2. データを保存する(変数)
campaign_name = "夏のセールキャンペーン" ctr = 0.045
【何をしている?】
campaign_name
という変数に文字列データ(”夏のセールキャンペーン”)を保存ctr
という変数に数値データ(0.045)を保存しています。
Pythonでは、何かデータを扱うときは変数に格納しておくのが基本です。
Excelでいうセルに名前をつけるイメージに近いです。
3. 条件分岐を作る(if文)
ctr = 0.045 if ctr > 0.04: print("好調です!") else: print("改善が必要です")
【何をしている?】
ctr
(クリック率)が0.04より高いなら「好調です!」と出力- そうでなければ「改善が必要です」と出力します。
つまり、条件に応じて処理を分けるための文法です。
マーケティングデータの中でも「良い」「悪い」を分岐させたいときに頻繁に使います!
4. 繰り返し処理する(for文)
for day in range(1, 8): print(f"{day}日目の集計完了")
【何をしている?】
- 1から7までの数字を順番に取り出しながら
- 各日に対して「◯日目の集計完了」と表示しています。
Pythonのfor文は、
「たくさんのデータに対して同じ作業を繰り返す」
ときに使います。広告配信レポートのようなデイリーデータを一括処理するときにも大活躍!
5. まとまりを作る(関数定義)
def greet(name): print(f"{name}さん、今日も頑張りましょう!") greet("田中")
【何をしている?】
greet
という関数を定義し、名前を渡すとメッセージを出すように設定greet("田中")
と呼び出すと、”田中さん、今日も頑張りましょう!” と出力されます。
関数は、よく使う処理をまとめて保存するために使います。
レポート作成やデータ加工など、同じような処理を何度も書かなくて済むので、非常に便利です。
文法は丸暗記しなくていい。必要になったらググればいい。
ここで強調したいのは、
文法を丸暗記する必要は一切ないということ。
実際、僕自身も今でも、
- やりたいことをネットで調べる
- コピペして動かす
- 必要に応じて少し調整する
この流れで普通に仕事を回しています。
プロのエンジニアだって、
常にネットでコードを調べながら組み立てていることが多いんです。

ガチのエンジニア界隈ではググり力こそがエンジニアの必須能力である!
と言われるくらい、コードをネットで調べることは当たり前だったりします。
だから最初は、
「これなんとなく見たことあるな」ぐらいの感覚を持つだけでOKです。
まとめ:「コピペできる→少しだけ読める→自然に書ける」未来へ
- Pythonの文法は「怖くない」と思えるだけで大きな進歩
- まずは動かしてみる
- 少しずつ「こういう意味だったのか」と気づけば十分
まずはこの記事で紹介した基本文法5つだけを意識しながら、
Pythonに触れてみてください!
次は、実際のデータをPandasで操作して、
「手作業レポートからの卒業」を目指しましょう👇
👉 【次に読む】Pandasでできるマーケティングデータの可視化
コメント